【行き先 Destination】
萡刀屻Po To Yan/529M-天書壁Cliff of Celestial Book-婆髻山Por Kai Shan/482M
2024年も残り1ヶ月となった日曜朝、初参加の方1名を含む、9名のメンバーが東涌站に集合しました。
快晴、暑くなく寒くもなく、絶好のハイキング日和です。
本日の目的地萡刀屻は東涌駅から徒歩で向かい徒歩で帰って来られる理想的なハイキングルートです。
まずは馬灣村に向かい、山道に入ります。二年前に慢慢行で訪れた記憶を頼りにルートを探りますが、どうも様子がおかしい…。濃い藪に行手を阻まれ、どこに道があるのか分かりません。
地図上では全く道がないところをしばらく彷徨った後に何とか登山道に出る事ができました。
そこからは、まず棟心屻頂を目指して、急勾配の登りが続きます。
途中、ほとんど垂直になっているような岩場も両手両足を使いよじ登って行きます。
振り返ると、眼下には東涌のマンション群と香港国際空港が広がります。滑走路3本体制の運用が始まったばかりの香港空港、離発着する飛行機もよく見えます。今後の香港経済の発展を願わずにはいられません。
徐々に勾配が緩やかになってくると、一つ目の三角点、棟心屻頂です。しばしの休憩と写真撮影の後、尾根伝いに萡刀屻に向かいます。もうアップダウンもほとんどないので難なく萡刀屻にも到達、また記念撮影をして、もう一つの目的地、天書壁に進みます。
完全に切り立った崖を慎重に降りて、下から崖を見上げると、確かに直角に開いた本のように見えます。この辺りの岩は直角状の部分が多く、レンガのようにも見えるとの声も。
苦労して降りた崖をまたよじ登り、ここから最後の目的地婆髻山に進みます。
今までのルートの尾根道からも見えていたこの頂、高低差は60m程しかありませんが、疲れているせいかかなり高く見えます。ここで山頂にアタックするTeam Aと山裾の迂回路を通って東涌に向かうTeam Bに分かれました。
長く険しい下り道をひたすら下り、飲茶のラストオーダーを気にしながらTeam Bがレストランに飛び込んだのが14:30頃、リュックサックを降ろしてほっとい一息ついたところでTeam Aも無事到着しました。
気にしていたラストオーダーも思っていたよりも時間に余裕があることが分かり、San Miguelで乾杯し、過酷なハイキングの疲れを癒やしました。
難易度が高いコースでしたが、無事にハイキングが終えられ、何よりでした。
ルートの研究をしっかりすることを次回への反省としたいと思います。