2026年8月31日月曜日

2026年8月30日 Hiking Report

 【行き先 Destination】火石洲 Basalt Island(西貢沖無人島ツアー)

【集合時間 Meeting time】9:40am

【集合場所 Meeting place】西貢碼頭プロムナードPromnade of Sai Kung Ferry       Terminal

【歩行距離 Distance】4km/ 3.5 hours

【気温/湿度 Temperature / Humidity】 27-31°C / 85%

【参加人数 Participants】 25名(女性15名・男性10名)

【ボート代金(1人あたり) Boat Fee per person】HKD250


【歩行過程 Walking Course

  9:40am 西貢碼頭プロムナード集合

  9:53am 高速ボート乗船

  9:57am 西貢碼頭発

10:14am 火石洲欖灣角洞(またの名を關刀洞)沖(ボートから欖灣角洞見学)

10:20am 火石洲海鰍環上陸

10:43am 空難記念碑

12:30pm 欖灣北端

14:00pm 海鰍環に戻る

14:25pm 海鰍環発(迎えのボートに乗船)

14:48pm 西貢碼頭着

15:03pm 打ち上げ場所到着

16:50pm 打ち上げ終了 



【概要 Summary慢慢行では2021年に沙塘口山(Bluff Island)、2022年に果洲群島(Ninepin Islands)といういずれも西貢沖の無人島に20人程でプライベートの有志ツアーを行いましたが、今回初めて公式ハイキングとしての無人島ツアーを企画しました。

無人島ですので定期航路があるわけではなく、行くにはボートをチャーターして行かなくてはなりません。事前に参加者を募ったところ、ボート定員いっぱいの25名の方(うち慢慢行初参加の方2名)に参加頂くこととなりました。(3名の方がご都合悪くなりキャンセルとなりましたが、3名のキャンセル待ちの方が繰り上げ当選となりました)


選んだ島は、ユネスコの世界ジオパーク内にある甕缸群島(Ung Kong Group)の一角を占める火石洲(Basalt Island)です。火石洲は東西700m、南北1.5km程の小島で、最高点は174mです。島の海岸線はジオパーク特有の断面が六角形の六角柱状節理(太古の昔の火山活動により造成されたもの)による断崖絶壁や、長年の風浪によりできあがった海蝕洞などが目立ち、独特の壮大な景観を生み出しています。


10時前に西貢碼頭を出発した馬記船務(以前のプライベート無人島ツアーでも利用した西貢の船会社)の高速ボートは海上をトビウオが飛ぶように高速で進みます。沖合に出るにつれ、浪も出てきて、高速で進むボートは浪の影響によるアップダウンを豪快に繰り返しつつ、目的地に向かいます。なかなかの迫力です。ボート乗船中の後半からそれまで曇り空だった天候が崩れ、雨が降り出しました。屋根がないボート前方に座っていたメンバーはびしょぬれになり、高速ボートの激しいアップダウンと相まってワイルドな先行きを暗示させるような出だしとなりました。


西貢碼頭を出発してから20分程で、火石洲の南側に位置し、西貢四大名洞(※1)の一つに数えられる欖灣角洞近辺に到達しました。本来であれば、この近くの岩場に上陸し、欖灣角洞を間近に見学しようと船会社とも打ち合わせをしていたのですが、本日は風向きが悪く浪も高く上陸は危険との船会社の判断で、ボート上からの見学にとどめました。(その分、ボート代金は安くなりました)確かに外洋に面している欖灣角洞の外側の海はうねりがかなり高く、とても上陸できるような状況ではありませんでした。欖灣角洞や周辺の断崖絶壁の景観を数分間ボート上から見学した後は、島の北部に回り海鰍環近くの岩場に上陸しました。無人島ですので船着き場があるわけではなく、手ごろな岩場にボートの舳先を当てて、舳先から岩場に移るというのが無人島での上陸スタイルです。幸い海鰍環近くの海は浪もだいぶ穏やかでボートの揺れもないのは幸いでした。


待望の火石洲への上陸は果たしましたが、これも無人島ゆえ、標識や案内版は一切なく、You Tubeで見た火石洲ツアーを行ったグループの動画と簡単なアプリの地図のみが今回のハイキングの頼りです。You Tube動画では、小石が転がっている海鰍環の海岸を突っ切っていましたので、それにならって進みましたが、その後に続く道がわかりません。まさかここで引き返すわけにはいかないので、ベテラン幹事のMさんと担当幹事Sで協力しあいながら、大きな石がゴロゴロ転がり歩きにくいエリアを進み、道を探索するとかすかな踏み跡のようなものを前方斜面に見つけました。香港の少しわかりにくいトレイルや他の無人島でも要所要所に道しるべのリボンが取り付けられていることが多いですが、この火石洲ではリボンも一切目にしませんでした。その踏み跡のような道を登り始めると、だんだんトレイルらしくなり、少し歩くと空難記念碑(※2)に出て、You Tubeの動画通りで少し安心しました。ここで小休止し、沖合に浮かぶ岩肌を露出した小島の景色等を楽しんでいると、止んでいた雨が再び降り始め、雨脚も強くなり始めました。


一時強くなった雨が止んだのを見計らって空難記念碑を後にしましたが、数名の方は先に進まずここで待機することになりました。空難記念碑の後は、ブッシュがだんだんと深くなり、トレイルだか藪だか判別がつかないようなところも多くなりました。それでも何とか進むとブッシュが少なくなり、開けた場所に出ました。そこで安心していると再びブッシュが深くなってきました。Mさんと担当幹事Sで先行し、道を探しましたが、これ以上どうにもこうにも進めないような深いブッシュにぶつかり、もはやゲームオーバーかと思い引き返しましたが、その途中ブッシュの先にかすかなトレイルの痕跡のようなところを見つけ、その方向に進んでみるとトレイルがあるのがわかり、待っていたメンバーを呼び寄せ、先を進むことにしました。


その後しばらく行くと、一転してブッシュがほとんどなくなり、開けた場所になりました。そこからは欖灣の海岸線に向かい徐々に高度を下げていきます。前方には欖灣角洞の一部やその周囲の断崖絶壁、周辺の小島等の雄大な景観が広がってきました。最後は高さ20mくらいの絶壁の岩場を慎重に下り、欖灣の海岸線北端にたどりつきました。ここでは時間をたっぷりとり、岩場の上から手つかずの自然にあふれた離島ならではの素晴らしい景色を楽しみました。欖灣の先のほうには他のグループの姿も見えました。


欖灣海岸線の北端でたっぷり時間をとった後、時間の制約もあり、来た道を戻りました。待機組とも合流し、予定(3時)より早く2時15分にボートに迎えに来てもらい、西貢碼頭に戻りました。一時雨に降られましたが、終日ほぼ曇りで、それが日陰が全くない火石洲のハイキングにはむしろ好都合で、気候的には楽でした。晴天であったなら結構辛かったと思います。これまで行った無人島とは異なり、ブッシュが深く道を探すのに苦労しましたが、下見ができないぶっつけ本番のアドベンチャー気分も味わえて、振り返ってみると、それはそれで面白かったと思います。


西貢に戻った後は、以前慢慢行の打ち上げでよく使っていた海鮮レストランで美味しい食事とビール・お茶を楽しみました。本日、参加頂いた皆様、ありがとうございました!😊


(※1)東海四大名洞

吊鐘洞、沙塘口洞、欖灣角洞(またの名を關刀洞)、横洲角洞

 (※2)空難記念碑 

1948年12月1日に上海発香港行の中国航空公司のダグラス機が濃霧に覆われた火石洲に墜落、乗客28名、乗員7名の全員が犠牲となった航空機事故が発生しましたが、その犠牲者を悼むモニュメントです。同機には26代米国大統領のセオドア・ルーズベルトの孫で当時29歳のQuentin Rooseveltも同乗しており、その墓碑銘が記念碑の数十メートル山側に立っています。その近くに遺骨または灰が埋葬されたと伝わっています。







              アルバムはこちらです。


【打ち上げ場所】

天天好海鮮酒家  

西貢市場街路41號地下 TEL 2792-2819

ビール有 $250

ビール無 $200