2022年12月6日火曜日

2022年12月4日 Hiking Report

【行き先Destination

紅花嶺491m-蓮麻坑礦洞

Robin’ Nest 491m-Lin Ma Hang Lead Mines

【集合場所Meeting spot

MTR粉嶺站構内 A/B口方向 7Eleven付近

MTR Fan Ling Station Exit “A/B” near 7 Eleven

【参加人数Participants

女性Women 10名,男性Men 14名

【天候Weather】 曇りのち晴れ Cloudy then Sunny

【気温/湿度Temperature/Humidity】 

20-23℃/80%

【歩行距離Distanceapprox.7km 

【歩行時間Walking Timeapprox.5hrs

【難易度Difficulty scale】3.5 ★★★

【コースCourse

MTR粉嶺站(MTR Fan Ling Sta.)-(巴士78K)-麻雀嶺巴士站(Ma Tseuk Leng Bus St.)-上麻雀村(Sheung Ma Tseuk Leng Village)-紅花嶺(Robin’ Nest)-蓮麻坑礦洞(Lin Ma Hang Lead Mines)-蓮麻坑路/小巴站-(Lim Ma Hang Rd/Mini Bus St.)-MTR上水站(MTR Sheung Shui Sta.)

【歩行過程Walking scale

  9:40               麻雀嶺巴士站から歩行開始

  9:55               上麻雀村(Sheung Ma Tseuk Leng Village)

11:20               回頭石(410m)

12:20               紅花嶺(Robin’ Nest)(491m)

13:20            蓮麻坑礦洞(Lin Ma Hang Lead Mines)

13:55            蓮麻坑路(舗装道)

14:30               小巴站(Mini Bus St.

16:50               打上げ終了


【概要Summary

今週は、サッカーワールドカップでの日本チームの大活躍で睡眠不足の人も多い中、また香港としては最初の寒波のあとの週末。★3.5という微妙な難易度で、若干の不安もありましたが、新参加1名を含む計24名の方々に参加していただきました。

真ん中に貯水池があり、村で飼っていると思われる犬用に数個のエサ皿がきちんと並べられ、村人のおじいさんとおばあさんが何やら朝の挨拶を交わしている、そんな住心地良さそうな上麻雀村(Sheung Ma Tseuk Leng Village)の真ん中を通って、土道の登り口に取り付きます。

約400mの登り、しがみつく程の急登ではありませんが、腰高くらいのうす藪の小道を延々と登り続けるため、神経も使うし体力も消耗します。一説によると高低差500m以上を登山と呼ぶケースも有り、400mの連続した登りは上級者ハイキングではないか?の疑いも頭をかすめ始めました。とはいえ、視界は良好で沙頭角海越しに八仙嶺などの山並みを見渡しながら、各人のペースに合わせて休み休み、約1時間半かけて全員が410mの回頭石まで登り切りました。薄日も指し始める中、小休止を入れながら改めて香港側(田舎)と深圳側(都会)の好対照な景色を楽しみました。

ここから 紅花嶺(Robin’ Nest)までは、高低差80mほどの緩やかな登りの尾根道です。両サイドの対象的な風景とこれから旬を迎えるススキを愛でながらも、幅の細い土道で、他のハイキンググループやトレラングループとのすれ違いに注意しながら歩みを勧めます。小休止でリカバリーできたこともあり、順調なペースを維持して、1時間足らずで本日の最高点紅花嶺(Robin’ Nest)(491m)に到達しました。三角点のある頂上からは、小休止した回頭石(410m)からさらに深圳側に近づいた分、中国側の町並みとその後方にそびえ立つ深圳梧桐山の電視塔がより大きく視界に飛び込んできます。

大休憩のあとは、登ってきた道をT字路まで少し戻りますが、香港側に見える八仙嶺の山並みを見て、改めて香港の山々をハイキングできる喜びをジワジワと感じました。T字路まで戻ったあとは、深圳側に下っていきます。白椿が群生する林の中をひたすら1時間ほど標高210m付近まで下っていきます。そこから横道にそれて歩くこと約5分、蓮麻坑礦洞(1930年代に最盛期を迎え1958年に操業停止となった鉱山跡)に到着です。

入り口の手前には直径60cmほどのシンボルツリー風の高木、中に入ると約20m×15mほどの広さの広間、そこから数カ所の坑道。香港には他にも何箇所か鉱山跡地がありますが、今まで見た中ではダントツの規模と雰囲気です。いくつかの坑道の入り口にはフェンスが設置され中に入れないようにしてありますが、何故か広間入り口付近の穴にはフェンスなし、男女有志数人が中に入っていきましたが中々戻ってきません。心配になった一人が向かいに行きましたが、これまた戻ってきません。有毒ガスやコウモリやら不安の声も耳に入ってくる中、今回のリーダーとして連れ戻すために意を決して坑道の中に入ろうとすると、奥から数人がこちらに戻ってくるではありませんか。が、よく見ると数人の香港人の若者Gr、しかも日本人たちは坑道奥から外に出て景色を楽しんでいるとのこと。ビビリの私は、真っ暗な坑道を一人で進む勇気もなく、外側を通って坑道探検隊(?)に合流し、なんとか事なきをえました。でも、Yさんを隊長とする坑道探検隊の、晴れ晴れしい顔つきは、超眩しかったです。みんな口々にワクワク・ドキドキ・面白かったと坑道探検を絶賛していました。

本道に戻って、約700段の階段を20分ほどかけて下ると国境沿いの蓮麻坑路(舗装道)に到着です。いつもならここでハイキングとしての歩行終了となるのですが、ここは国境付近、もう一山越えてミニバス乗り場まで行く必要があります。24人の大人数、先を急ぐ先頭集団と、舗装道路にきて歩き終わったと勘違いした後方集団との間でかなり距離がひらいてしまい、後方集団は道に迷ってしまいました。国境付近は携帯も圏外で繋がりません。後方集団メンバーに不安が広がる中、ここでも後ろからきた香港人の若者Grに道を教えてもらって、なんとか正しい道を進んでミニバス乗り場に到着してハイキングを終了することができました。

24人全員無事完走して喜ぶのもつかの間、蚊のしつこい攻撃に耐え凌ぎながら、ミニバス乗車待ちの最後の試練が続きます。結局第一陣から第三陣まで約45分ほどかけて3台のミニバスに分乗して、上水エリアに戻ってくることができました。

打ち上げは、予想外のミニバスピストン輸送で上水エリアへの到着が遅れ、予定していた飲茶レストランがタイムアウト、急遽プランBが必要になりました。が、土地勘があるKさんのおすすめの小ぢんまりしたお店をチョイス。Kさんが子供の頃にも通っていたというお店、しかも帰国されたグルメのIさんもその焼豚に太鼓判を押していたお店。普段はお目にできない、しかもリーズナブルで美味しい料理が次から次に出てきて、ビールとともに幸せな時間を満喫しました。

★3.5疑惑から始まり、坑道探検隊事件、国境はぐれ事件等々、ハプニングに満ちたハイキングでしたが、終わりよければ全て良し、想い出深いハイキングになりました。香港の人たちに助けてもらって、いつも以上に感謝の気持ちで一杯です。

参加していただいた皆様、ありがとうございました。またのご参加、お待ちしております。




            

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【打上場所 Early Dinner

陳六記飯店

新界上水巡撫街四号地下

TEL 2670-0612

男性 HKD145

女性 HKD110