2023年1月10日火曜日

2023年1月8日 Hiking Report

 【行き先Destination】 

東灣(Tung Wan)-籮箕灣營地(Lo Kei Wan Campsite)-水口灣/水口村泥灘(Shui Hau Want)

【集合場所Meeting spot

MTR東涌站構内 恒生銀行カウンター前

In front of Hang Seng BK counter inside MTR Tung Chung Station.

【参加人数Participants

女性Women 7名,男性Men 16名

【天候Weather】 曇り Cloudy

【気温/湿度Temperature/Humidity】 

18-20℃/75%

【歩行距離Distanceapprox.7km 

【歩行時間Walking Timeapprox.2.5hrs

【難易度Difficulty scale】2 ★★☆☆☆

【コースCourse

東涌巴士總站(Tung Chung BSst.)-沙咀巴士站(Shs Tsui BSst.)-(石壁水塘道Shek Pik Reservoir Rd.)-沙咀懲教所(Shs Tsui Correctional Institution)-(鳳凰徑第9段Lantau Trail Scc.9)-東灣(Tung Wan)-籮箕灣營地(Lo Kei Wan Campsite)-水口灣/水口村泥灘(Shui Hau Want)-下横壟巴士站(Lower Wan Lung BUSst.)

【歩行過程Walking scale

10:15               沙咀巴士站から歩行開始

10:45               東灣(Tung Wan)の海岸

12:05               籮箕灣營地(Lo Kei Wan Campsite)

12:55               水口灣/水口村泥灘(Shui Hau Want)

13:40               下横壟巴士站(Lower Wan Lung BUSst.)


14:10               東涌巴士總站(Tung Chung BSst.)

15:45               打上げ終了


【概要Summary

 香港の町中は、クリスマス・新年の装いから旧正月に向けて衣替えの真っ最中です。本日は、新参加1名を含む計23名の方々に参加していただきました。この時期のせいなのか、あるいは曇り天気のせいなのか、いつもは長蛇の列の東涌バスステーションも人は少なめ、スムーズに乗車でき約40分のバス旅で石壁水塘(Shek Pik Reservoir)のダムに至ります。バスの中から、右手遠方にはランタオピークの山々の影から大仏様のお顔が、左下の方には懲教所が見下ろせました。少々不思議な感覚にひたるまもなく、ダムを渡った最初のバス停沙咀巴士站に到着、本日の歩行開始地点になります。

 沙咀懲教所に向け舗装道を下って行きます。懲教所の塀伝いに500m程行くと鳳凰徑第9段に合流し、まもなく東灣の海岸に出ます。久々にかぐ気持ちのいい磯の香り、潮溜まりに何か生き物でもいないか探してみましたが、見つかったのは小さな蟹ぐらい、南国とはいえ海も冬モードのようでした。

 寄り道も程々にして、鳳凰徑第9段の歩みを進めます。東灣から約3kmは地道です。右手の海岸線を挟んで約2.5kmほど向こうにはいくつかの島々、気持ち良さげな白浜も目に入ってきます。夏に向けて後で調べてみようかと思いました。

 途中、日本帰国お土産のジャンボポッキーを頂きながらの小休止を挟んで、比較的アップダウンも少なく歩きやすいトレイルを歩き進むこと約1時間強、籮箕灣のビーチ沿い籮箕灣營地に到着です。密集とまでは行かないまでも、数メートル間隔でテントが立ち並び、思い思いのスタイルで、規制解除後のキャンプを楽しんでいるようでした。ビーチ右端には、少々藪こぎが必要そうではありますが、平たい板状の岩の上に、おむすびみたいな三角岩、次回に備えて目を輝かせているメンバーもちらほら見受けられました。

 籮箕灣から水口までは約1km。少し嶼南道に出てから水口灣の海岸保護区に向かいます。車道から籮箕灣までは、コンクリートの細いくねくね道を進みます。ところどころに牛のフン、そうここは水牛の保護区でもあったと思い出しました。以前来たときは小道を牛が塞ぐ感じでアチラコチラに見かけたけど、今回は見当たらないなと思っていると、海岸手前約50mぐらいの開けた広場に、約10頭程を確認できました。

 くねくね小道が終わり、遠浅が続く開けた海岸に出ると、目の前では色鮮やかなカイトに風を受けて高速で波間を自在に進むパラサーフィン(?)に興じる人たち。楽しそうだな・やってみたいなと話していると、危ないから横にいけと我々に注意を促しながらこちらに近寄ってくる香港女性。とりあえず道を開けると、今度は大きな声で「ハーイ・ハーイ」と陸側に向かって叫んでいます。すると、我々が通ってきた小道から、さっきの水牛が早足でやってくるではありませんか。手を伸ばせばさわれそうなくらいのところを、次々に水牛が通り過ぎていきます。水牛たちは我々から50mぐらい海側で、ちょぼちょぼ生えている緑色の草を食べ始めました。

 水牛の移動が終わり一息ついたところで、先程の「ハーイ・ハーイ」の掛け声の香港女性が我々に近づいてきて話を始めました。彼女によると、牛たちは家畜の水牛ではなくWater Buffaloであるとのこと。彼らの生息環境を守るために我々はいかに振る舞うべきか、わかりやすい英語で熱く語ってくれました。その情熱に引き込まれながらメンバーも質問しつつ、無料レクチャーを受けること約20分、最後はこの保護活動のパンフレットまで頂きました。海に広がる遠浅の干潟、手を触れられるぐらい近くを通り過ぎたWaterBuffeloたち、陸側に目をやれば狗牙・ランタオピークの雄大な山々。これ以上ない最高のシチュエーションで、なかなか得難い貴重な体験をすることができました。


 とはいえ、海風のせいかお腹が減ってきたせいか寒さを感じてきたメンバーもちらほら、Water Buffaloたちとの別れを惜しみつつも、干潟を横切り、入ってきたくねくね小道とは別の出口から出ると車道はすぐそこ、右手の下横壟巴士站(Lower Wan Lung BUSst.)に到着し、本日の歩行は終了しました。

 バス停につくと直ぐに来たバスに23人ギリギリで全員乗車(運転手さん感謝です)、しかも最後に乗り込んだメンバーに、運転手さんがサイドミラー確認するためにステップに運動会座りでいいという粋なアドバイス。子供の頃の遠足気分を味わう事ができました。

 曇り空でのハイキングではありましたが、終わってみればWater Buffaloありの運動会座りありの幸先よい2023年2回めのハイキング、やっぱり慢慢行(Man Man Hang)は持っているなと感じた一日でした。参加していただいた皆様、ありがとうございました。またのご参加、お待ちしております。





                         

【打上場所 Late Lunch

百匯軒 東涌

東涌富東街6號富東廣場1樓110A號舖

TEL 2778-6228

ビールありの人 HKD230

ビールなしの人 HKD190