2024年8月20日火曜日

2024年8月18日 Hiking Report

行き先 Destination】摩星嶺 (Mount Davis) ~日没鑑賞 Watching a sunset

【集合時間 Meeting time 】16:00
【集合場所 Meeting place】MTR堅尼地城站 B出口  MTR Kennedy Town St. Exit B
【参加人数 participants】 22名 (男性13名 女性9名)
【天候 weather】 曇り (cloudy)
【気温 temperature】 29℃, 湿度78%
【歩行距離 distance】 6.5 km  
【歩行時間 walking time】 3時間
【難易度 difficulty scale】 2.5 ★★☆☆
コース Route】MTR堅尼地城站(Kennedy Town St.) - 域多利道(Victoria Rd.) - 摩星嶺徑(Mount Davis Path) - 摩星嶺山頂(Mount Davis Peak) - 摩星嶺徑(Mount Davis Path) - 芝加哥大学香港校園(The University of Chicago in HK) - 日落觀瀾亭(Sunset Pavilion) - 域多利道(Victoria Rd.) - Bus - 堅尼地城(Kennedy Town

【歩行経路 Walking Time Record
  16:05 堅尼地城站站発歩行開始
  16:30 シカゴ大学Academic Complex(通過のみ)
  16:55 砲臺3着
  17:15 円形の砲台跡
  17:35 摩星嶺山頂(三角点)着
  17:50 ユースホステル(Jockey Club運営)着
  18ː15 シカゴ大学Academic Complex着
  18ː35 日落觀瀾亭着
  18:50 日落觀潤亭発
  19:05 摩星嶺バス停(Felix Villaas)より1番バス乗車
  19:45 湾仔バス停下車
  19:55 打ち上げ開始
  21:30 打ち上げ終了
 
【概要 summary
 本日は初参加の方1名を含む22名の方に参加頂きました。朝方は黄雨警報も発令される強い雨が降り続き、開催が危ぶまれましたが、午前9時には警報も解除され、その後雨も止み、厚い曇り空となりました。しばらく続いていた30度を超える猛暑とは打って変わり、気温は30度を下回り、陽射しもなく、むしろハイキングには歩きやすい天候となりました。

そうした中、堅尼地域(Kennedy Town)駅を出発、C出口から地上に出て、高い塀に榕樹のたくましい根がからみついている通りを抜けると、まもなく香港島西側の海岸に沿って通る域多利道(Victoria Road)に出ました。ここからは緩やかなアスファルトの歩道を、ところどころ右手に広がる香港島西側の海の景色を見つつ、ゆっくり登っていきます。30分程で、右手にシカゴ大学の香港校舎が見えてきました。Hong Kong Jockey Clubがシカゴ大学と提携して運営している施設のようです。

シカゴ大学から域多利道の反対側に渡り、摩星嶺(Mt.Davis)を目指します。ここからも引き続き舗装道路ですが、域多利道よりは若干傾斜がきつくなり、山を登っている感じがしてきました。30分程歩き、最初の砲台跡にたどりつきました。第二次大戦時に英軍が建造した軍事施設の遺跡です。香港島西側の海を眼下に望めるこの摩星嶺は軍事施設を設置するには絶好の場所だったのでしょう、分厚いコンクリートで固められた多くの砲台跡や司令部等の跡が点在しています。80年という歳月を経て、朽ち果ててはいますが、その頑丈さだけはよくわかります。数十メートルの長さのかなりの急傾斜の舗装道を登りきると、本日の登りはほぼ終わりです。大きな円形の砲台跡で皆で写真を撮った跡、広い草むらを横に見て、ところどころにある軍事施設を覗きながら、雨でかなりぬかるんだ道を進むと狭い三角点に到着しました。三角点に到着する直前の道は、降り続いた雨で一面の水たまりであったため、いったん左側の高台に登り迂回していきました。域多利道を歩いていた時は一時晴れ間も見えましたが、山頂に着くころには再び曇り空が広がり、三角点からその雄姿を見ることを期待していた西高山(High West)は半分程霧に覆われていて、少し残念でした。

山頂からは下ること数分でJockey Clubが運営しているユースホステルに出ました。(Jockey Clubっていろいろなことをやっているんですね。)写真を撮るだけとの了解をもらい、中に入っていくと香港島西側の海域や、ランタオ島、南Y島、さらに新界方面まで見渡せる絶好の展望台のような場所があり、そこで写真撮影をしました。その後、登りとは違うショートカットの階段を下るなどして、20分程で行きに通過したシカゴ大学校舎に着きました。ここも香港島西側方面の眺望が素晴らしい場所です。ここにも円形の砲台跡があり、それを少し見た後、本来は校舎の中に歴史展示施設があるので、そこを見学したかったのですが、あいにく閉館時間を過ぎていたようで見ることができませんでした。

その後、日落觀瀾亭というあずまやがある海岸まで100m程の階段を下りました。ここは名称からもわかるように夕陽を見る絶好のポイントらしく、ロマンチックな夕陽を眺めることを期待していたのですが、柄でもないことを考えたのがよくなかったのか、少し雲が明るくなったのが見えただけで、夕陽を見ることは出来ませんでした。日没時間の18:52近くまで粘った後、降りてきた階段を上り、域多利道に出て、車道の反対側のバス停から19時過ぎのバスに乗車、灣仔に移動して打ち上げでビールと美味しい飲茶を楽しみました。予定ではケネディタウンの中華を考えていたのですが、予約の電話を入れたところ、20時前には来るなとかなりの塩対応されたため、予定を変更して灣仔の店に向かった次第です。

本日は通常の午前スタートでしたら黄雨警報発令のため、ハイキング中止でしたが、たまたま夕方スタートだったためハイキングが出来てラッキーでした。夕陽を見ることができなかったのは残念でしたが、見たい方はバス利用だとすぐですので(摩星嶺バス停下車)、お友達と、ご主人と、奥様と、ご家族と、または恋人と、あるいは一人で(ちょっと寂しいか?)是非お出かけください。本日、参加の皆様、ありがとうございました!

なお、太平洋戦争勃発と同時に深圳から南下した日本軍と香港のイギリス軍との間で始まったいわゆる「香港の戦い」(Wikipediaに出ています)は1941年12月25日の有名な「ブラック・クリスマス」のイギリス軍の降伏で幕を閉じます。その間の日英両軍の激闘は凄まじく、香港島だけで日本軍683名、イギリス軍1,555名の戦死者を出したと言われています。その歴史に思いをはせつつ、摩星嶺の軍事遺構を眺めていると、それらが無言のうちに語りかけてくるものの重み、戦争の悲惨さ、平和の尊さがわかるような気がします。




         アルバムはこちらです

【打ち上げ場所 Dinner
  盛記酒家(Sing Kee Restaurant)
  住所ː灣仔杜老誌道6號群策大厦3樓 TELː2836-3108
   3/F Kwan Chart Tower,6 Tonnochy Road,Wan Chai

   テーブル1ːビール有300ドル ビール無230ドル
 テーブル2ːビール有280ドル ビール無230ドル